市立伊丹ミュージアム|アクセス・利用案内・見どころ
- kitano45
- 2024年9月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月16日

市立伊丹ミュージアム(I/M)について
地域に根差した施設である市立伊丹ミュージアム(I/M)は、1987年に開館した「伊丹市立美術館」に旧伊丹市立博物館や他の文化施設の機能を統合して、2022年4月、新たに「市立伊丹ミュージアム」として再オープンした芸術・文化・歴史の総合的な発信拠点です。
兵庫県南東部に位置する伊丹市は、江戸時代には酒のまちとして繁栄し、多くの文人墨客が集まる文化の香り高いまちとして成長してきました。その中心市街地である宮ノ前地区には、柿衞文庫、伊丹市立美術館、伊丹市立工芸センター、伊丹市立伊丹郷町館の4つの文化施設が集まり、文化ゾーン「みやのまえ文化の郷」として親しまれてきたエリアでもあります。
そんな伊丹の、私の、みんなのミュージアムとして親しまれることを目指して、市立伊丹ミュージアムには「I/M(アイム)」という略称がつけられています。
市立伊丹ミュージアムのアクセス・利用案内
市立伊丹ミュージアムの見どころ
コレクション

市立伊丹ミュージアムは「酒と文化の薫るまち」を基本テーマとしています。また、旧伊丹市立美術館(1987年開館)が収蔵した「諷刺とユーモア」をテーマとする約9,000点の美術作品資料、旧伊丹市立博物館(1972年開館)が収蔵した伊丹市の歴史・民俗などに関する郷土資料約160,000点をベースに、美術、工芸、俳諧、歴史など多岐にわたる分野の資料を収集保存し、さまざまな収蔵品を展示しています。なかでも伊丹市の酒造りの歴史を反映した展示が多く見られ、伊丹市の歴史についての常設展示もあります。
旧岡田家住宅・酒蔵(国指定重要文化財)や旧石橋家住宅(県指定有形文化財)といった重要文化財も公開されており、伊丹の酒造りの伝統を伝える貴重な資源です。
定期的にさまざまな展覧会や講座が開催されます。2024年10月11日から12月22日まで、世界的にも著名な漫画家である伊藤潤二の初の大規模個展「伊藤潤二展 誘惑」が開催されるなど、特別展では現代アートから工芸・デザインまで、実に多様なテーマが取り上げられます。

建築

旧美術館の意匠の流れを引き継ぎつつ、周囲の歴史的な建物と調和してまちなみ景観のなかに自然に溶け込む建築です。
施設内には日本を代表する作庭家・重森完途氏が作庭し、完途氏の跡を継ぐ重森千靑氏によって一部改修された日本庭園があります。
ミュージアムショップ

県指定文化財の旧石橋家住宅1階にある「伊丹郷町クラフトショップ」では、全国で活躍中の工芸作家約100名のクラフト作品を展示販売しています。季節に合わせたフェアの開催もあり、特別展の図録や関連商品も人気です。旧伊丹市立博物館や旧伊丹市立工芸センターの図録、日本三大俳諧コレクションに数えられる(公財)柿衞文庫のグッズなども取り扱っています。
江戸時代から商店として利用されてきた建物での買い物体験はまた格別なひとときです。
営業時間:10:00~18:00
休業日:ミュージアムの休館日と同じ


