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福田美術館|アクセス・利用案内・見どころ・カフェ・ランチ情報

更新日:8月21日



福田美術館について

「福田美術館」は、2019年10月に京都市右京区に開館した私設美術館です。京都の実業家・福田吉孝が美術館をオープンすることで地元に貢献するために集めた美術品を収蔵・展示し、「100年続く美術館」をコンセプトに世界有数の文化発信地を目指しています。

 

美術館がある嵯峨嵐山は、渡月橋を中心に歴史に名を残してきた寺社が広がるエリアです。四季折々の景色が美しい名勝として知られ、古くから多くの貴族や文化人が集い、芸術家がすぐれた作品を生み出した場所でもありました。

「福田美術館」では、京都画壇に所縁があり現在も根強い人気を誇る伊藤若冲や上村松園など著名な作家の作品をはじめ、日本の優れた美術作品を鑑賞できます。展示内容の一部を除いたほとんどの作品を撮影できるのも嬉しいポイント。

 

作品を守る建築においても、伝統的でありつつ新しい時代の感性を取り入れたモダンさが魅力です。嵯峨嵐山の素晴らしい景色と名画の関係性を大切にする福田美術館のこだわりを感じながら、ゆったりとした時間を過ごせます。



福田美術館のアクセス・利用案内

住所

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16

電話番号

075-863-0606

最寄駅からのアクセス

  • JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山」駅より徒歩12分

  • 阪急嵐山線「嵐山」駅より徒歩11分

  • 嵐電(京福電鉄)「嵐山」駅より徒歩4分

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

展示替え期間、年末年始

入館料

一般・大学生1,500(1,400)円、高校生900(800)円、小・中学生500(400)円、障がいをお持ちの方と介添人1名まで各900(800)円

※()内は20名以上の団体料金(要申し込み)

※幼児無料

※障害者手帳をご提示ください

※嵯峨嵐山文華館との割引共通券あり

※そのほか一定条件で割引あり

設備

車椅子・ベビーカー貸し出し、授乳室、多目的トイレ、障がい者専用駐車場、補助犬の入館可

留意事項

一般駐車場がありません。近隣の駐車場をご利用ください。障がいをお持ちの方や車椅子の方で駐車場の利用を希望される場合は事前連絡が必要です。

公式Webサイト


福田美術館の見どころ


コレクション

福田美術館では、江戸時代から近代にかけての日本美術を堪能できます。「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を覚えるような作品」をコンセプトに約2,000点を収蔵しています。中でも京都画壇の作品に注目し、美術館で初公開となる作品も数多く有しています。円山応挙、伊藤若冲、竹内栖鳳、上村松園、横山大観、竹久夢二など、日本美術を代表する作家の作品を一度に鑑賞できます。




建築

美術館の設計は、建築家の安田幸一が担当しました。代表作の一つに日本建築学会賞や村野藤吾賞を受賞した森の中の美術館《ポーラ美術館》があります。安田氏は設計の際、周辺環境に最大限に敬意をはらうことを大切にしています。福田美術館においても「美術館の内と外を一体化する」というテーマのもと設計されました。

 

福田美術館の周辺環境といえば京都随一の景勝地。伝統的な京町家のエッセンスを踏まえつつ、これから100年続く美術館となるよう新しい日本建築が取り入れられています。

大堰川や嵐山の風景に調和した和モダンな外観をはじめ、外部とのつながりを感じさせる縁側のような廊下、この地のシンボルである渡月橋を一望できるカフェを設けるなどこだわりにあふれています。また、コレクションを守る蔵をイメージした展示室のガラスケースは、92%の高透過率、4m幅の大きなガラスを採用し、鑑賞空間が提供されています。

 

嵯峨嵐山地区には景観規制があり、屋根材は銀鼠の日本瓦が基本とされています。安田氏はその規制の中、銀鼠色にいぶし塗装した瓦棒型陶器と金属屋根を組み合わせ、嵯峨嵐山の周辺環境に溶け込む屋根意匠が実現しました。古都の風景に根を下ろした新しい建築美に注目です。




代表的な過去の展示

福田美術館では、コレクションの常設展示は行っていません。シーズンごとに開催される企画展の内容に応じて作品を入れ替えるため、訪れるたびに新しい作品に出会えます。

京都にゆかりのある画家をフォーカスした回顧展のほか、動物をテーマになぞらえた企画展や多彩なコレクションを誇る美人画の企画展など、さまざまな世代が一緒に楽しめる展示も魅力的です。

 

〈主な企画展〉

「開館記念 福美コレクション展」(2019年)

「美人のすべてリターンズ」(2021年)

「トラ時々ネコ 干支セトラ」(2022年)

「竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」(2023年)

「ゼロからわかる江戸絵画 ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー」(2023年)

「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」(2024年)



ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、展示会図録のほか「日常で使いたくなる、だれかにプレゼントしたくなる」をコンセプトとしたグッズをそろえています。

所蔵品をモチーフとしたマスキングテープやふせんなどのステーショナリーは、自分用として手に入れたくなりそう。また洗練されたパッケージのギルトフリーチョコレートや日本茶ティーバッグはお土産にも最適です。

京都ゆかりの作家による工芸品をはじめ、若手クリエイターや地元企業とコラボレーションをしたオリジナルグッズにも注目してください。


営業時間:10:00~17:00(ラストオーダー16:30)

定休日:美術館に準ずる



カフェ・レストラン情報

福田美術館には来館者のみが利用できるカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」が併設されています。このカフェは、東京・表参道にあるベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の姉妹店です。

 

大堰川と渡月橋、そして嵐山までを見渡せる180度のパノラマビューがカフェの魅力の一つ。深い庇をつくることでガラスの反射を抑えており、明度の落ち着いた空間になっています。

作品鑑賞したあとは特別な空間で余韻に浸りながら、ドリンクや軽食、スイーツを楽しみませんか。

 

メニューにはカフェドリンクのほか、ビーフパストラミとカマンベールのパニーニセットなどのフードメニュー、そしてコーヒーゼリーサンデーセットや季節の福パフェなどのスイーツがそろい、思わず注文を迷ってしまいそうです。

 

営業時間:10:00~17:00(ラストオーダー16:30)

定休日:美術館に準ずる





福田美術館周辺のおすすめスポット


渡月橋、竹林の小径—— 嵯峨嵐山の名所巡り

渡月橋

福田美術館のある嵯峨嵐山エリアには、美しい自然と京都の歴史を色濃く残した寺社仏閣が点在しています。福田美術館への訪問に合わせて巡ってみませんか。

 

まず訪れたいのが、嵯峨嵐山エリアのシンボル的存在である「渡月橋」。渡月橋は大堰川に架かる橋で、上流が保津川、下流が桂川と呼ばれています。亀山上皇が「月が橋を渡るように見えた」という言葉が名前の由来で、平安時代から多くの人々に愛されてきました。

春夏秋冬、また時間によって表情を変え、何度訪れても楽しめる場所。特に春の桜や秋の紅葉は格別です。

大堰川では、屋形船で渓流と美しい緑を堪能できる「嵐峡めぐり」や、古式漁法をあやつる「嵐山の鵜飼」の見学なども楽しめます。


竹林の小径

渡月橋と同様、嵯峨嵐山の外せないスポットが「竹林の小径」。竹林の小径は、その名のとおり400メートルほどの竹林が続く見事な小径です。青々とした竹林を味わえる日中はもちろん、幻想的な光景が美しい夕方の散策もおすすめです。

 

自然散策に加え、寺社仏閣巡りも魅力です。法堂の天井に描かれた《雲龍図》や、庫裏の《達磨図》が著名な臨済宗天龍寺派の大本山「天龍寺」、年中鈴虫の音色を楽しめる「鈴虫寺(華厳寺)」など、アートファンの感性を刺激するスポットが数多くあります。



嵯峨嵐山文華館

1Fギャラリー

「嵯峨嵐山文華館」は、百人一首と日本画に特化したミュージアムです。「福田美術館」から徒歩約2~3分の位置にあり、お得な共通券も販売されています。

 

和歌の中でも特に知られているのが「小倉百人一首」です。小倉百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人、藤原定家が嵯峨嵐山の小倉山の麓で優れた和歌を撰んだことから始まりました。そんな百人一首発祥の地に位置する「嵯峨嵐山文華館」では小倉百人一首の歴史や魅力をお伝えする展示を常設し、現代の競技かるたに至るまでの流れをわかりやすく解説しています。






また嵯峨嵐山は、最古の長編小説「源氏物語」にゆかりが深い日本有数の観光地です。作者の紫式部は百人一首の歌人にも選ばれており、作品に登場する場所が点在しています。

有識者の講演会など、参加型のイベントも開催。ミュージアムには、開放的な空間の「嵐山 OMOKAGEテラス」やミュージアムショップ(どちらも入館料不要で利用可)も併設されているので小休憩やお土産探しにもおすすめです。

 

亀山公園や嵐山東公園など、嵯峨嵐山文華館の近隣5カ所の公園や公有地には、百人一首に撰ばれた和歌の歌碑が100基あります。ミュージアム訪問と一緒に歌碑探しをしてみてはいかがでしょうか。


2Fギャラリー

住所

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11

電話番号

075-882-1111

最寄駅からのアクセス

  • JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山」駅下車徒歩14分

  • 阪急嵐山線で「嵐山」駅下車徒歩13分

  • 嵐電(京福電鉄)嵐山本線で「嵐山」駅下車徒歩5分

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

年末年始、展示替期間

入館料

一般・大学生1,000(900)円、高校生600(500)円、小中学生400(350)円

※常設展の観覧料も含む

※()内は20名以上の団体料金

※障がいをお持ちの方と介添人1名まで各600(500)円

※幼児無料

※そのほか一定条件で割引あり

設備

車椅子専用駐車場あり(利用の2日前までに要連絡)、スロープ、エレベーター、多目的トイレ、盲導犬可

留意事項

一般駐車場がありません。公共交通機関をご利用ください。

公式Webサイト



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