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三重県立美術館|アクセス・利用案内・見どころ・周辺のおすすめスポット

更新日:2023年12月20日


三重県立美術館について

三重県立美術館は、1982年に三重県の津市に開館しました。2003年にはさらなる施設の充実のためにリニューアル。開館20周年記念増改築事業として、戦後日本を代表する彫刻家・柳原義達の記念館を南東部に増設し、新たなスタートを切りました。


「美術館の真価が問われるのは常設展示」という考えから常設展示に力を入れている三重県立美術館。年間4期に分けて近代から現代に至る美術の流れを捉える展示を行っています。また、日本の公立美術館としては珍しく保存・修復を専門とする職員を配置している点も特徴といえます。独自の視点で実施される自主企画や、多様な団体とともに実施される共同企画展も開催しています。



三重県立美術館のアクセス・利用案内

住所

三重県津市大谷町11番地

電話番号

059-227-2100

最寄駅からのアクセス

  • 近鉄/JR「津」駅西口から徒歩約10分 

  • 「津」駅西口1番のりばより、三重交通バス「西団地循環」、「津西ハイタウン行き(むつみ・つつじ経由)」、「夢が丘団地行き(総合文化センター前経由)」、「総合文化センター行き」のいずれかに乗車し約2分後「美術館前」下車徒歩約1分

開館時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌平日)

入館料

一般310円(団体240)円/学生(大学・各種専門学校等)210(団体160)円/高校生以下無料

※常設展チケット料金(常設展示、柳原義達記念館を観覧可能)。企画展チケット料金は展覧会により異なる

設備

コインロッカー、多目的トイレ、貸出用車椅子、貸出用ベビーカー、ファミリールーム、授乳室、一般駐車場(収容台数約130台)、思いやり駐車場(3台)あり

留意事項

アクセス時の注意、海外対応など

公式Webサイト





三重県立美術館の見どころ


コレクション

三重県立美術館は、三重にゆかりの深い作家の作品や明治時代以降の近代洋画の流れを追うことができる作品、日本の近代美術に深い影響を与えた外国の作品、スペイン美術などを中心に収集を行っています。作品数は現在、約6,000点。中でも近代洋画は、明治から昭和に至る流れを概観できる充実したものです。旧制中学の教員として三重県に赴任していた藤島武二など三重にゆかりのある作家に加え、明治・大正期に活躍した黒田清輝、岡田三郎助、村山槐多、関根正二、またパリに学んだ佐伯祐三などの名品を所蔵しています。


また、戦後日本を代表する彫刻家・柳原義達氏からは、開館20周年を機に同氏の彫刻と素描などがまとめて寄贈されました。これを受け、リニューアル時に柳原義達記念館が新たに開設されています。

近年、奇想の系譜に連なる画家として注目が集まる江戸時代中期の絵師・曾我蕭白の手による《旧永島家襖絵》(国重要文化財)にも注目です。



建築

三重県立美術館の建築設計は、建築家の富家宏泰が設立し、公共工事などを多く手掛けた富家建築事務所が担当しています。建築工事は大成建設株式会社によって行われました。


リニューアル時には「20年前に作られた建物との調和」を最優先として、美術館の歴史を尊重し、多くの人が見て違和感のないものになるよう工夫されました。リニューアルの設計は三重県総務局営繕課・坂倉建築研究所大阪事務局・山田建築構造事務所、施工は大成・日本土建・岸田特定建設工事共同企業体が行っています。



代表的な過去の展示

日本近代絵画の巨匠であり三重県で教員を務めた藤島武二と、ともに黒田清輝の元で学び、1937年同時に文化勲章を受章した岡田三郎助に迫る企画展や、三重県出身の画家・絵本画家元永定正(もとなが さだまさ)を取り上げた展覧会など、三重県ゆかりの展示を多く開催しています。また、過去に奇想の画家として名高い曾我蕭白や、大正昭和期に生きた夭逝の洋画家・佐伯祐三の企画展も開催されています。


〈主な展示〉

「江戸の鬼才―曾我蕭白展」(1998年)

「没後80年 佐伯祐三展 鮮烈なる生涯 SAEKI Yuzo Retrospective」(2008年)

「藤島武二・岡田三郎助展 近代日本洋画の理想郷」(2011年)

「特集展示 生誕100年 元永定正展」(2022年)



ミュージアムショップ

三重県立美術館の1階にあるミュージアムショップでは、現在開催中の展覧会の図録や過去の展覧会図録、ポストカードや美術に関連した商品などを販売しています。また、学芸員が手がけたオリジナルグッズや地元三重県の伝統工芸品なども幅広く取り揃えています。

開館時間

【平日】10:30~16:00、【土日祝日】10:30~17:00 *営業時間が変更となる場合があります

定休日

美術館に準ずる



カフェ・レストラン情報

現在、館内にレストラン・カフェは営業していません。飲み物はミュージアムショップや館外駐輪場横の自動販売機で購入できます。





三重県立美術館周辺のおすすめスポット


三重県総合博物館(MieMu)

三重の自然と歴史・文化に関する資料を収蔵する三重県総合博物館(MieMu)。ミュージアムショップや、学習交流スペース、こども体験展示室のある「交流創造エリア」、基本展示と企画展示が楽しめる「展示エリア」、屋外で自然に触れながら活動できる「ミュージアムフィールド」の3つのエリアで構成されます。交流創造エリアに設置されている津市で発見された太古のゾウ「ミエゾウ」の迫力満点な全身骨格復元標本は必見です。


館内に飲食施設はありませんが、道を挟んで向かい側にある「三重県総合文化センター」には、レストランやカフェなどがあります。三重県総合博物館は三重県立美術館と同じ津市にあり、美術館から徒歩15分のエリアに位置します。

住所

三重県津市一身田上津部田3060

電話番号

059-228-2283

最寄駅からのアクセス

「津」駅(近鉄名古屋線、JR紀勢本線、伊勢鉄道)西口下車後、津駅西口1番のりばから「総合文化センター行き」または「夢が丘団地行き」のバスに乗り、「総合文化センター前」下車すぐ

開館時間

【交流創造エリア】[休館日を除く全日]9:00~17:00、【展示エリア(基本展示室・企画展示室)】[休館日を除く全日]9:00~17:00(展示室への入室は、16:30まで)

休館日

毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、別途定める日

入館料

【基本展示】一般520円(団体410円)、学生(大学、各種専門学校等)310円(団体240円)、高校生以下無料、【企画展示】展覧会により異なる

設備

貸出用車椅子、多機能トイレ、子ども用トイレ、おむつ交換台、授乳室、障がい者用駐車場16台分、一般駐車場約1,400台分(総合文化センターと共用)あり

公式Webサイト




ルーブル彫刻美術館


三重県立美術館から車で西へ30分弱走った場所にあるルーブル彫刻美術館。フランスの美術、芸術を日本の人々に伝えたいという思いから、自然豊かな津市白山町に1987年に開館しました。展示作品はパリ・ルーブル美術館美術部の技術陣が制作した復刻作品。実物より直接型取りしていることから傷一つまで実物と同じもので、作品的価値も大変高い彫刻となっています。


パリ・ルーブル美術館と言えば真っ先に思い出される「ミロのヴィーナス」や「サモトラケのニケ」もここで鑑賞できます。世界から愛される名品の数々を、ぜひ細部まで味わってみてください。館内に飲食施設はありませんが、公式Webサイトでは館長おすすめのランチスポットが紹介されていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

住所

三重県津市白山町佐田東谷1957

電話番号

059-262-1111

最寄駅からのアクセス

近鉄「榊原温泉口」駅から徒歩5分

開館時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日

年中無休

入館料

大人1,500円、65歳以上・学生1,000円、障がい者手帳をお持ちの方1,000円、小人(小・中学生)800円、団体(30名以上)1,400円、小学生未満無料

設備

無料駐車場あり

公式Webサイト




レッドヒル ヒーサーの森


四季折々の植物を楽しめる里山庭園「レッドヒル ヒーサーの森」。春にはサクラ、夏にはスイレン、秋にはバラ、冬にはクリスマスローズなど、さまざまな季節の花を鑑賞できます。シンボルツリーのセンペルセコイア(別名:レッドウッド)が立ち並ぶ森や、400品種以上1,500株ものバラが楽しめる「ローズガーデン」、藤の名木・巨木が織りなす「藤のガーデン」、絵画をイメージさせる「スイレン池」など、写真映えのするスポットも多数。季節に合わせたさまざまなイベントも開催しており、多くの来園客でにぎわいます。


園内に飲食施設はありませんが、飲食物の持ち込みはOK。また、隣接する農産物直売所「朝津味」ではお弁当などが販売されています。レッドヒル ヒーサーの森は、三重県立美術館から車で北西に約15分走ったところにあります。

住所

三重県津市高野尾町2877

電話番号

059-230-7789

最寄駅からのアクセス

  • 「津」駅(近鉄名古屋線、JR紀勢本線、伊勢鉄道)の三重交通路線バス津駅東口4番乗り場から「豊ヶ丘」行きに乗り「F北山」降車徒歩約5分

  • 「椋本」行きに乗り「高野尾クラブ前」降車徒歩約8分

  • 土日祝限定で三重交通路線バスのレッドヒル・朝津味の乗り入れ便あり

開園時間

9:30~17:00(入園は16:30まで) ※冬期は9:30〜16:00(入園は15:30まで)

休園日

毎週木曜(既定の休園日の他、夏季・冬季休業、園内のメンテナンスや自然災害、その他の理由で休園日が発生する場合あり)

入園料

里山維持協力費となるため季節により異なる

設備

貸出用車椅子あり、多目的トイレは隣接する「朝津味」にあり

留意事項

園内は起伏が多いため、電動車いすをご利用の場合はバッテリーを満タンにして来園してください。

公式Webサイト




キッチンワークペコリーノ(kitchen work pecorino)

古民家が立ち並ぶ津市の阿漕町津興へ移転し、2022年4月にリニューアルオープンした「キッチン ワーク ペコリーノ(kitchen work pecorino)」。趣ある築100年の古民家を改装した店内には開放的な空間が広がり、お天気の良い日はテラス席も利用できます。ランチは、7つのお惣菜とメイン料理、ご飯が楽しめる大満足のお膳や、チキン南蛮、オムライスなど、野菜たっぷりの和食を中心にバラエティ豊かな料理を提供しています。人気のお店なので予約して訪れると安心です。三重県立美術館から車で南に10分程度走ったところにあります。




住所

三重県津市阿漕町津興2448

電話番号

059-229-5200

最寄駅からのアクセス

JR紀勢本線阿漕駅から徒歩14分

営業時間

9:00~17:00(金・土曜は21:00まで) 

※ランチは11:00~17:00(ランチのラストオーダーは月~金曜が14:00、土・日曜が15:00)

定休日

日曜日

留意事項

駐車場(20台)あり

公式Webサイト


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